ARTICLE

記事詳細

ASTON MARTIN V8 VANTAGE Roadstar エンジンチェックランプ点灯診断・ルーフ作動不良修理

ASTON MARTIN V8 VANTAGE Roadstar エンジンチェックランプ点灯診断・ルーフ作動不良修理になります。


メーター上にエンジンチェックランプが点灯するということで、修理のご依頼をいただきました。

DSC06630.jpg
入庫時には、特にチェックランプの点灯はありませんでしたが、
しばらくエンジンを掛けていると、突然計器類がほとんど機能しない状態になり、
エンジンチェックランプを含む数か所のチェックランプのみが点灯している状態となりました。
※撮影時はアイドリング中ですが、タコメーターなども機能していません。

この状態で窓やミラーやルーフを作動させようとしても受け付けない状態となっていることも確認しました。

DSC06631.jpg
アストンマーティン専用テスタにて故障コードを確認。
不具合が起きている時は”CAN通信ラインのLow-Speed関連”が全て通信できない状態となってしまっていました。

DSC06635.jpg

DSC06636.jpg
診断を進めると、CRM(コンバーチブル ルーフ モジュール)の内部不良と判明。
CRMの交換をさせていただきました。

DSC06640.jpg

DSC06643.jpg

DSC06646.jpg
モジュールの交換後は、アストンマーティン専用テスタによる、
対象モジュールのFlash(書き換え)が必要となります。

Flash時には車両のバッテリーだけでは不具合が起きる可能性がありますので、
電源を安定させる必要があります。

DSC06639.jpg
モジュールの交換とFlashをしただけですと、写真の様にエラーメッセージがでてしまいますので、
ルーフ位置の学習が必要となります。

DSC06651.jpg

DSC06649.jpg

DSC06653.jpg

DSC06648.jpg
手動にてルーフを開閉し、位置の学習を行います。
ルーフの修理を行う際には、幌を保持する為にアストンマーティン専用の純正ツールがありますので、
それらを活用し位置の学習を完了させます。

DSC06654.jpg

ED8FBB59-634D-4096-BB3D-6ACA70E97F5C.jpg
作業後は、ルーフの作動に異常がないことをチェック。
再度テスタにて関連モジュールに故障コードの入力がないことを確認し、作業完了となりました。

この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

今回の様に、エンジンチェックランプの点灯でご依頼をいただいても、
実際に診断させていただくと、エンジン関連の不具合ではないこともあります。

普段乗っていて、見慣れないランプなどが点灯した際は、
お気軽に弊社スタッフまでご相談ください。

コメントは受け付けていません。