ARTICLE

記事詳細

Jaguar XJS チェックランプ点灯 修理

Jaguar XJS チェックランプ点灯 修理になります。


エンジンチェックランプが点灯したとのことで、診断修理のご依頼をいただきました。

IMG-8006.jpg

IMG-8004.jpg
早速エンジンを掛けチェックランプを確認します。
メーター上に”CHECK ENG”と警告灯が点灯するだけでなく、
それに対応した故障コードが時計の液晶に表示されていました。

FA952519-2257-449F-A29C-21AE9953EC25.jpg
液晶に表示される故障コードが”FF44″ということでしたので、
調べるとO2センサーの信号に不具合があると入力するコードとのことでした。

エンジンの調子は悪くありませんでしたが、
念の為、排ガスの数値を測定。

特に異常はありませんでしたので、燃焼状態の異常ではないと判断しました。

DSC07478.jpg
この様な症状は、同年式頃のXJでもあり、
O2センサー自体の不具合ではなく、ノイズによる誤信号の入力が起因する場合もあるとのことで、
その場合の対策の資料を入手し実施しました。

DSC07425.jpg

DSC07426.jpg

DSC07429.jpg
先ずはエンジンルームのアーススタッドのナットを取り外し、
スタッド本体とボルトなどを磨き端子部には酸化防止剤を塗布し組付けます。

DSC07430.jpg

DSC07431.jpg

DSC07432.jpg
次にエンジンにアースハーネスを追加し、アースのポイントを増やしました。

DSC07438.jpg

DSC07441.jpg

DSC07443.jpg

DSC07444.jpg

DSC07446.jpg
室内のアースポイントも同様に磨きを行い、酸化防止剤を塗布。
状態をみると、エンジンルームよりも、室内のボルト類のほうが錆が出ておりました。

IMG-8008.jpg

IMG-8010.jpg
アースの強化後は故障コードを消去しロードテストを実施。
故障コードが再入力しないことを確認しました。

IMG-8003.jpg

7E0ECB15-0861-4A01-B2A5-FB419B6E6474.jpg
最後に各整備箇所を清掃し、最終チェックを実施。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。

この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。

コメントは受け付けていません。