Jaguar XJS チェックランプ点灯 修理
Jaguar XJS チェックランプ点灯 修理になります。
エンジンチェックランプが点灯したとのことで、診断修理のご依頼をいただきました。
早速エンジンを掛けチェックランプを確認します。
メーター上に”CHECK ENG”と警告灯が点灯するだけでなく、
それに対応した故障コードが時計の液晶に表示されていました。
液晶に表示される故障コードが”FF44″ということでしたので、
調べるとO2センサーの信号に不具合があると入力するコードとのことでした。
エンジンの調子は悪くありませんでしたが、
念の為、排ガスの数値を測定。
特に異常はありませんでしたので、燃焼状態の異常ではないと判断しました。
この様な症状は、同年式頃のXJでもあり、
O2センサー自体の不具合ではなく、ノイズによる誤信号の入力が起因する場合もあるとのことで、
その場合の対策の資料を入手し実施しました。
先ずはエンジンルームのアーススタッドのナットを取り外し、
スタッド本体とボルトなどを磨き端子部には酸化防止剤を塗布し組付けます。
次にエンジンにアースハーネスを追加し、アースのポイントを増やしました。
室内のアースポイントも同様に磨きを行い、酸化防止剤を塗布。
状態をみると、エンジンルームよりも、室内のボルト類のほうが錆が出ておりました。
アースの強化後は故障コードを消去しロードテストを実施。
故障コードが再入力しないことを確認しました。
最後に各整備箇所を清掃し、最終チェックを実施。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。