Jaguar XJ X351 メンテナンス(12ヵ月点検整備・冷却水漏れ修理)
Jaguar XJ X351 メンテナンス(12ヵ月点検整備・冷却水漏れ修理)になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
灯火やエアコン、ウィンドウの開閉など、普段お客様がお使いになる機能が正常に作動することを確認。
テスタにて各モジュール内の状態を点検します。
エンジンルーム内を点検していると、冷却水漏れを確認。
お客様にお伝えすると、冷却水を足しながらお使いになっていたということでした。
手前の部品を取り外し漏れ箇所の点検を行うと、ウォーターポンプ周辺に冷却水が多く漏れてしまっていました。
この頃のジャガーやランドローバーのエンジンはウォーターポンプや樹脂製のウォーターラインからの漏れが多い為、
必要な部品のお見積りをご案内し、部品を注文させていただきました。
インレットマニホールドを取り外すと、樹脂のウォーターパイプ周辺から冷却水が漏れていることが確認できました。
ウォーターパイプを取り外すとパイプが劣化により損傷してしまっていました。
また、ウォーターポンプの合わせ目からも冷却水の漏れ跡を確認しました。
組付け前に、漏れ跡を清掃し、異常のある部品や予防を含めたホース類などを交換しながら復元します。
補機類を駆動するベルトもひび割れしてしまっていましたので新品へ交換。
新品の冷却水を入れ、エンジンを温め漏れがないことを確認し、冷却水漏れの修理完了となりました。
エンジンオイルのご用命をいただきましたので交換をさせていただきました。
エンジンオイルにはエンジンを潤滑するだけでなく、エンジン内部に発生した汚れを取り込む効果などもありますので、
定期的な交換をおすすめさせていただいております。
また、ブレーキフルードも劣化しており、2年交換歴がありませんでしたので交換をさせていただきました。
ブレーキフルードは走行距離だけでなく、経年で吸湿し劣化してしまいますので、2年毎の交換がおすすめです。
ブレーキ周りやホイールの裏側など、各部を清掃しながら復元し、車両をリフトから降ろします。
その他フィルター類やバッテリーなど消耗品を交換させていただき、お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございました。