ASTONMARTIN DB9 メンテナンス(12ヵ月点検・エンジン整備・足廻り整備・ブレーキ整備・内装各所修理)前編
ASTONMARTIN DB9 メンテナンス(12ヵ月点検・エンジン整備・足廻り整備・ブレーキ整備・内装各所修理)前編になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
各灯火廻りやパワーウィンドウ、エアコンの作動などを確認していきます。
窓の状態を確認すると、窓が上がり切らず隙間ができてしまっており、
走行すると60km/hくらいから、風切り音がしてしまっていました。
窓の高さを調整し元の状態よりも約2mm上げ、窓位置を再学習。
作業後はしっかりとウィンドウチャンネルに窓が収まり風切り音も消え快適なお車となりました。
エアコンスイッチが機能しないとご用命いただいておりましたので、状態を確認。
エアコンパネルのAUTOモード時にはコンプレッサーが作動していることが確認できましたので、
エアコンパネルを取り外し、スイッチを点検。
エアコンスイッチ単体で点検したところ、エアコンスイッチ内部の不良と判断できましたので、
交換をさせていただき、改善しました。
アストンマーティン専用テスタにて診断。
燃料の圧力の異常を示す異常コードが入力されていましたので診断を進めます。
アストンマーティン専用テスタの測定機能を使い燃料の圧力を測定。
右バンクの燃圧が低い状態を確認しました。
この頃のDB9は燃料タンク内のフューエルホースが損傷し、圧力が逃げてしまうことがありますので、
フューエルタンクのサービスホールより状態を点検。
やはりタンク内のホースが損傷してしまっていましたので、交換にて対応させていただきました。
交換後は、再度テスタにて燃圧を測定し異常がないことを確認しました。
弊社では、点検や車検でのご入庫時には、アストンマーティンにかかわらず、
テスタを使用しての診断を行っております。
現状、異常がないように見えるお車でも、入力したコードなどから、
お車の状態を把握することで、早期に異常に気付くことができます。
早めの対処はロードストップなどを未然に防ぐなど、故障の予防にもつながりますので、
異常が見つかった際は、事前にお客様へお見積りにてご案内させていただき、修理をさせていただいております。
次回は、足廻りや内装関連の修理の様子をご紹介させていただきます。