ポルシェ 958 カイエン ディーゼルターボ メンテナンス (車検整備・ABS警告灯点灯 修理・ヘッドライト配光 変更・エンジン整備・ブレーキ整備)
ポルシェ 958 カイエン ディーゼルターボ メンテナンス (車検整備・ABS警告灯点灯 修理・ヘッドライト配光 変更・エンジン整備・ブレーキ整備)になります。
先ずは各部機能チェックを実施。
灯火廻りやエアコン、サンルーフなど、普段お客様がお使いになる機能が正常に使えることを確認していきます。
また、ポルシェ純正テスタを接続し、お車の状態を確認します。
入庫前にお客様よりABSの警告灯も点灯しているとのことを伺っておりました。
入庫時にメーターを確認すると、メーター内にはABSの警告が常時点灯しており、万が一の時にはABSが作動できない状態となっておりました。
この状態ですと、保安基準に適合せず、車検の更新もできません。
早速ポルシェ純正テスタにて故障コードの読み取りを行うと、右のフロントのABSセンサーの出力信号が不正であるとのことでした。
実際に各ABSセンサー(ホイールスピードセンサー)の出力値を表示しながらロードテストを行うと、
右フロントのスピードセンサーだけ、出力していない状態となっておりましたので、ABSセンサーの不具合と判断しました。
お客様へ状況をお伝えし、ABSセンサーの交換をさせていただきました。
交換後は警告は消え、ABSも正常に作動する状態となり、安心してお乗りいただけるお車となりました。
ブレーキ廻りを点検していると、フロントのブレーキパッドの残量が少なかったので、
お客様へ交換のお見積りをお伝えし、ご了承いただきました。
フロントブレーキパッドを交換していきます。
交換時にはキャリパーAssyを取り外す必要がありますので、キャリパーを固定しているボルトも新品へ交換させていただきました。
組付け時には各部を清掃し、必要な箇所にグリスを塗布し組付けしていきます。
取り外したパッドは摩耗が進んでおり、もう少し摩耗してしまうとローターにダメージが及んでしまう一歩手前となっておりました。
今回の様に点検や車検時には、各消耗部品の状態などを点検させていただいております。
そうすることにより、大きな不具合の予防することができますので、弊社では1年毎の定期点検をおすすめしております。
エンジンルームの点検をしていきます。
ベルトやホースに亀裂などがないことや、油脂類の状態を確認します。
今回は、エンジンオイルやブレーキフルード、エアクリーナーなど、劣化している消耗品を交換させていただきました。
お客様より、過去に「ホーンパッドが固着し、ホーンが鳴りっぱなしになってしまったことがある」とのことでしたので、ホーンパッドを取り外し摺動部の清掃と給油をさせていただきました。
実施後はホーンボタンの動きがよくなりましたので、様子をみていただくこととなりました。
ホイールの裏やキャリパーなど、各部を清掃しながら復元し車両をリフトから降ろします。
こちらのお車は、並行車で右側通行のお車の為、入庫時はヘッドライトの配光が右上がりとなっておりました。
この状態ですと、左側通行の日本では、反対車線の方が眩しく、車検にも通りませんので、ポルシェ純正テスタにて、
ヘッドライトの配光を左側通行仕様(日本仕様)に変更させていただきました。
変更後は、左上がりの配光となり、保安基準にもきっちりと適合する仕様となりました。
清掃しながら各部の最終チェックを実施。
バッテリーのコンディションを整え、メーター内に点検時期を知らせるサービスインターバルを、専用テスタにてリセット。
お客様の元へお車をお返しさせていただきました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。