キャデラック セビル 御注文車両納車前整備 “エンジン廻り”後編 (冷却系整備・エンジン消耗品交換)になります。
前回に引き続き、キャデラック セビルの納車前整備をご紹介させていただきます。
今回は、冷却系の整備を中心に整備完了までの内容となります。
事前に点検した際に冷却水に汚れや劣化がみられましたので、
現状はオーバーヒートなどの直接的な故障はないものの、
トラブル予防も含め、ウォーターポンプを交換をさせていただきました。
こちらのお車は、ウォーターポンプだけ別のベルトで駆動しています。
ウォーターポンプ交換の際に、テンショナープーリーのベアリングが傷み、
回りが非常に悪くなっていることがわかりましたので、
テンショナーとベルトを同時に交換をさせていただきました。
ラジエターもウォーターポンプと同じく、冷却水が劣化しており、
内部が詰まり気味になってしまっていましたので交換をさせていただきました。
ラジエター交換の際には、冷却水廻りのホース類やラジエターキャップも同時に交換をさせていただき、
冷却水廻りをリフレッシュさせていただきましたので、安心して乗っていただける状態となりました。
スパークプラグの交換歴がなく、摩耗していましたので交換をさせていただきました。
スパークプラグは劣化するとエンジン不調を引き起こし、チェックランプが点灯するなど、
トラブルの原因となりますので、定期的なメンテナンスが必要となります。
エアクリーナーが汚れてしまっていましたので、交換をさせていただきました。
交換後はエンジンのレスポンスがよくなり、スムーズな拭け上がりとなりました。
冷却水やブレーキフルード、エンジンオイルなどの油脂類、
補機ベルトなど、必要な消耗品を交換させていただきました。
ボンネット裏のカバーが劣化していましたので、交換をさせていただきました。
こういったカバーなどがしっかりしていると、車が引き締まった印象となります。
交換の際には見えなくなってしまう部分もありますが、
カバー裏を含めたボンネットの裏側を清掃し組みつけさせていただきました。
最後に、エンジンルーム廻りを清掃し、各整備箇所の状態を改めて確認。
バッテリーを新品に交換し、初期充電を行い、納車に備え整備完了となりました。
この度もご依頼いただき誠にありがとうございます。
☆当社では注文による車両販売を行っております。輸入車・国産・新車・中古車に限らず
お取扱いしています。御予算・御希望の車種、グレードをお申し付け下さい。
御希望に沿ったお車を御提案し、整備をしっかりと行い、オーナー様の元へお届けさせて頂きます。
キャデラック セビル 御注文車両納車前整備 “エンジン廻り”前編 (オイル漏れ修理・エンジンマウント類交換・オルタネーター交換・エアコン修理)になります。
今回の整備ブログは、前回に引き続きキャデラック セビルの納車前整備の内容になります。
上記写真は整備後の写真になりますが、各所手を入れさせていただきましたのでご紹介させていただきます。
先ずは各所を点検し整備が必要な箇所をお客様とピックアップし内容を決めさせていただきました。
年式相応の経年による劣化が多く、その辺りを中心にリフレッシュさせていただくこととなりました。
オイルクーラーホースの取り付け部やカシメ部よりオイル漏れがありましたので、交換をさせていただきました。
ホースなどのゴム部品は、経年により劣化しやすく、さらに熱などの影響により損傷してしまうことがありますので、
弊社では漏れなどの不具合が起きていない場合でも、著しく劣化している場合は、
予防として交換をおすすめさせていただいております。
各所エンジンマウントが劣化してしまっていましたので、交換をさせていただきました。
エンジン前側のマウントは、ステー毎の供給となりますので、ステーごと交換。
取り外したマウントはヒビが多く入り傷んでおりました。
エンジン左側のエンジンマウントも交換させていただきました。
こちらはヒビなどはなかったのですが、新品と比較すると潰れてしまい小さくなってしまっていました。
エンジン右後ろ側のエンジンマウントは、写真ではわかりづらいのですが大きく亀裂が入っておりました。
また、新品と比較すると、こちらも潰れてしまい小さくなってしまっていました。
エンジン上側に取り付けられている、エンジンの振れを防止するマウントも劣化してしまっていましたので、
交換をさせていただきました。
マウント類の交換後はエンジンの振動が室内へ伝わりにくくなり、乗り心地の良いお車となりました。
エアコンコンプレッサー廻りより、ガスとコンプレッサーオイルが漏れてしまっていましたので、
エアコンコンプレッサーを交換させていただきました。
コンプレッサー交換時には、レシーバドライヤーや、配管内のフィルターなどを同時交換。
最後にエアコンシステム内のクリーニングを行い、ガスを充填させていただきました。
交換後はエアコンの効きがよくなり、快適に乗っていただける状態となりました。
お客様のご要望により、オルタネーターも新品へ交換をさせていただきました。
オルタネーターは、古くなると発電不良などによりトラブルが起きることがあります。
こちらのお車の場合、オルタネーターを交換する際に、エアコンのコンプレッサーが外れていると交換しやすくなります。
今回の作業に限らず、関連作業内であれば、単体で交換するよりも工賃がお安くなることもありますので、
その様な時にお勧めの関連作業がありましたら、こちらからおすすめさせていただくこともございます。
今回は、エンジン廻りの整備を前編ということでしたが、
次回も引き続きエンジン廻りの整備の内容をご紹介させていただきますので、
是非とも、ご覧いただけましたら幸いです。
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キャデラック セビル 御注文車両納車前整備 “足廻り・ブレーキ廻り・下廻り整備”編になります。
整備の前に、お客様と一緒に車両をリフトに入れ、お車の状態を確認し、各所整備箇所を打ち合わせさせていただきました。
今回から数回に分けて納車前の整備の様子をご紹介させていただきます。
今回は足廻り・ブレーキ廻り・下廻りの整備の内容をご紹介します。
まずは、フロントの足廻りです。
社外品のスプリングが取り付けられており、車高が下がっておりましたが、
お客様のご要望で純正車高に戻したいとのことでしたので、
純正の新品のスプリングへ交換をさせていただきました。
分解時にはショックアブソーバーの錆などを落とし、錆止めを含めた再塗装をさせていただき、
組付けさせていただきました。
フロントのスタビライザーリンクのブーツが劣化し、
スタビライザーリンクの動き自体が渋くなっておりましたので、新品へ交換をさせていただきました。
スタビライザーリンクは、走行中常に力の掛かる部品でもある為、異音の原因ともなり易く、
ブーツの劣化やボールのガタがある場合は交換が必要となります。
タイロッドエンドブーツも切れてしまい、中からグリスが出てきてしまっていました。
お客様のご用命により、左右のタイロッドエンド自体を左右共新品へ交換させていただきました。
交換後は、グリスニップルよりグリスを充填。
安心して乗っていただける状態となりました。
フロントのブレーキ廻りは、ブレーキローターやブレーキパッド、ブレーキホースなどを交換。
交換時にハブやキャリパーなどの整備箇所を清掃・給油させていただきました。
足廻りとブレーキ廻りリフレッシュ後は新車の様な足廻りとなり、クリーンな状態となりました。
フロントと同様にリア廻りも、スプリングを純正に戻し、
スタビライザーリンクブッシュが劣化しておりましたので、リンクの交換や、
ブレーキ廻りの整備をさせていただき、アーム類の錆落としや再塗装などリフレッシュさせていただきました。
下廻りのメンバー(サブフレーム)やマフラー、各種アーム類、ATオイルパンなど、錆により腐食してしまっていましたので、
錆を落とし、錆止め塗装をさせていただきました。
塗装後は、しばらくは錆の心配もなくなり、
走りも見た目も、とても気持ちの良い状態となりました。
次回のブログはエンジン廻りの整備の内容をご紹介します。
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