ポルシェ 911 GT3RS (997) 12ヵ月点検整備・クラッチ交換
ポルシェ 911 GT3RS (997) 12ヵ月点検整備・クラッチ交換になります。
お客様より、クラッチ交換と12ヵ月点検のご依頼をいただきましたので、作業の様子をご紹介させていただきます。
車両をリフトアップし、トランスミッションを降ろす為の作業を進めていきます。
トランスミッションを降ろすには、冷却水のホースやドライブシャフトの接続を取り外す必要があります。
また、スターターなどの周辺部品も取り外していきます。
クラッチカバーの断続方式がプル式となる為、
トランスミッションとエンジンの接続を外す為に、先にレリーズシャフトの取り外しを行い接続を解除。
その後、ハウジングのボルト締結を取り外しトランスミッションを車両から降ろしました。
部品取り外し後は各部を清掃し、新品部品を組付けていきます。
組付けの際、ボルトは、既定のトルクと角度締めにて、きちんとしたトルク管理を行い締め付けていきます。
トランスミッションとエンジン接続時には、レリーズシャフトを後から取り付ける必要があります。
レリーズシャフトの軸受けのベアリングのローラーが脱落しないよう、慎重に確認しながらの組付けとなります。
シャフト組付け後は、その他の部品を復元し、クラッチ交換作業は完了となりました。
12ヵ月点検作業もご依頼いただいておりましたので、お車の各部状態を確認。
エアクリーナーやエアコンフィルターなど汚れていましたので、必要な消耗品を交換させていただきました。
また、各油脂類は専用の測定器を使用し状態を確認し、お客様へ状態をお伝えさせていただきました。
最後にロードテストを行い、お車の状態を確認。
クラッチフィールが良くなり、大変乗りやすいお車となりました。
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。