ポルシェ カイエン (958) ヘッドライト点灯不良 修理 ヘッドライトバーナー LED化になります。
お客様よりヘッドライトの点灯状態が悪く、点灯しない時があるとのことで、
修理のご依頼をいただきました。
点灯状態を確認すると、点灯はしているものの、
右のヘッドライトの光の色がピンクがかった色味となってしまっていました。
この様な症状ですと、HIDバーナーの寿命となりますので、バーナー(バルブ)の交換が必要です。
今回はお客様と相談し、HIDのバーナーよりも価格はお安く提案ができ、
且つ明るさもHIDよりも明るいLEDバーナーへの交換をおすすめさせていただきました。
958のカイエンはヘッドライトを取り外してのバーナー交換となります。
ヘッドライトは簡単に取り外しはできるのですが、周りに傷がつきやすい為注意が必要です。
ヘッドライトを取り外し、ヘッドライト単体にしてから裏蓋を開けるとバーナーが見えますので取り外します。
取り外したバーナーです。
発光部は曇ってしまっており点灯不良の原因は使用による経年劣化ということがわかります。
新品のLEDタイプのバーナーを取り付けます。
こちらは、元々HID(キセノン)のお車をLED化する部品となります。
弊社でもアストンマーティンのお客様などに取付させていただいており、
取付時にも純正のバーナーとほとんど同一形状にもかかわらず球切れ警告などの誤点灯もありません。
バーナーの形状もいくつかラインナップがありますので、
ヘッドライトバーナー又はバルブのLED化をご検討の際はお気軽にお問合せください。
交換後は左右同色の明るいホワイト光となりました。
また、バーナー交換後はヘッドライトの向きの調整を必ず行います。
調整後は対向車には眩しくなく、運転者からは見やすい配光となりました。
もちろん車検にも適合しますので安心してお任せください。
最後に入力していた故障コードのリセットや整備した箇所のチェックを行い作業完了となりました。
この度も整備のご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN DB11 ブレーキ鳴き 修理 (前後鳴き止め施工・リアブレーキパッド交換・リアブレーキローター研磨)になります。
お客様よりブレーキ鳴きが気になるとのことで、確認と改善のご依頼をいただきました。
ロードテストを行うと冷間時からリアブレーキより鳴きの発生を確認。
フロントからはロードテストの際にはブレーキ鳴きの症状は出ませんでした。
早速車両をリフトに入れ、ホイールを取り外しブレーキの状態を確認します。
フロントブレーキパッドの残量は交換時期とまではいかない状態。
リアブレーキパッドは残量が約3mmとアストンマーティンの純正ブレーキパッドでは交換をおすすめする残量となっておりました。
こちらのブログでは何度かアストンマーティンのブレーキパッドについて紹介しているのですが、
DB11も例外ではなく、残量が4.5mm~4.0mm以下になると、真鍮のピンが摺動面に出てきてしまい、
ブレーキローターに線傷をついてしまい傷めてしまいます。
そのままの状態でしばらく走ってしまうと、ローター研磨でも対応できずローター交換となってしまいますので、
純正パッドをお使いの場合は注意が必要です。
上の写真は今回取り外した純正ブレーキパッドになります。
よく見ると摺動面に真鍮のピンの頭が確認できます。(写真の赤丸で示した部分)
この真鍮のピンがローターに押し当てられてローターを傷めてしまう原因となります。
今回はローターに致命的なダメージはありませんでしたが、摩耗が進んでおりましたので、
リアブレーキパッド交換の他にリアローターの研磨も併せておすすめさせていただきました。
車両をブレーキパッド交換モードにし、
ブレーキキャリパーなどを取り外し、ローターまで取り外していきます。
ローター取り外し後はローター研磨を実施。
ローター研磨はディスク面の研磨だけでなく、取り付け部の簡易的な再塗装も行わせていただいておりますので、
研磨作業後は新品の様な綺麗な見た目となります。
復元時には、ただ組み付けるだけではなく、
このタイミングにしかできないバックプレートやブレーキパッドを固定するためのハードウェアの
清掃や給油をしながら組み付けを行っていきます。
今回は弊社オリジナルのブレーキパッドを使用。
純正と比較すると価格もお安く、ブレーキのタッチ等、違和感なく使用していただける仕様となっており、
また、純正よりも低ダストタイプとなっておりますので、
ホイールなどが汚れにくくおすすめのブレーキパッドとなっております。
フロントブレーキについては、一度ブレーキパッドを取り外し、
ブレーキパッドに面取りや鳴き止めのケミカルを使用し施工。
各部清掃しながら組み付けさせていただきました。
各部作業完了後は、組み付けのチェックを行い、ロードテストを実施。
ブレーキ鳴きが発生しないことや、ブレーキの効きやタッチに異常がないことも確認し作業完了となりました。
DB11はブレーキ鳴きのお問合せを多くいただきます。
正直同じことをしても個体差もある為、完全には鳴きやまない場合もあるのですが、
対策をすることで元々の状態よりも改善することはできますので、お悩みの際はお気軽にお問合せください。
この度はご依頼誠にありがとうございました。
ASTON MARTIN V8 Vantage N430 12ヵ月点検整備・チェックエンジンランプ 点灯 診断 修理・ブレーキ鳴き点検になります。
お客様より12ヵ月点検のご依頼と、チェックエンジンランプ点灯の修理、ブレーキ鳴き点検のご依頼をいただきました。
まずはチェックランプを確認します。
イグニッションをONにするとメーター上に”ハイキシステム ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ”のメッセージが表示され、
チェックエンジンランプも点灯している状態となっておりました。
早速アストンマーティン純正テスターにて故障コードの読み出しを行います。
故障コードを読み出すと、O2センサーの不良を示すコードの入力がありましたので、
O2センサーの出力値波形を確認。
上流側のセンサーは波形の乱れはそこまでないものの、
センサーのレスポンスがやや低下しており、波形のピッチが広くなってしまっています。
また、下流側も少し不安定な波形となっていることが判明しましたので、
お客様へO2センサー全数の交換のお見積りをご案内し、交換させていただくこととなりました。
O2センサーは在庫品にて交換作業をすすめていきます。
同じV8 Vantageでも年式によりレイアウトが変更となっており使われているO2センサーにも種類があります。
N430の場合はV8 Vantageの中でも最も交換スペースが狭い車両となっておりますので、
センサーに無理な力が掛からないよう、慎重に作業を進めます。
すべてのO2センサー交換後は、チェックランプは当然消灯し、
波形も整ったきれいな波形となりました。
ブレーキ鳴きが気になるとのことで点検をさせていただきました。
ロードテストにてリアブレーキより鳴きを確認しましたので、
リアブレーキパッドの状態を確認させていただくと、摩耗が進んでおりました。
(純正パッドは摩材固定用のピンがローターにダメージを与えてしまう為、残量4mmで交換をおすすめしております。)
この状態で面取りなどの鳴き止め処理をすることも可能は可能なのですが、
すぐに交換時期となってしまう為、今回は弊社オリジナルブレーキパッドへの交換にて対応させていただきました。
交換時はただ交換するだけでなく、給油などはもちろん各部の清掃をしながら組み付けていきます。
交換後はブレーキ鳴き改善され安心して乗っていただける状態となりました。
弊社のオリジナルブレーキパッドは、純正よりも価格はお安く、
ブレーキのフィーリングも違和感のないものとなっておりますので、
大変おすすめの商品となっております。
オリジナルブレーキパッドについて不明な点等ありましたら、お気軽にお問合せください。
今回は12ヵ月点検にてお預かりさせていただいておりますので、
各部の状態を点検していきます。
エンジンルームでは、エンジンオイルや冷却水、ブレーキフルードを目視だけでなく、
それぞれに対応した測定器を使用し状態を確認します。
バッテリーは、電圧だけでなく負荷がかかった状態での内部容量の測定などを行い、
状態を確認します。
今回は特に劣化や不具合はありませんでしたので、測定のみとなりましたが、
点検は不具合がないことをお客様へお伝えし安心して乗っていただくということも重要です。
エアクリーナーも点検します。
この頃のアストンマーティンのエアクリーナーはエンジンルーム内ではなく、
ヘッドライトの下あたりのスペースについている為、
状態の確認にはリフトアップが必要となります。
弊社では点検や車検時には必ず確認をさせていただいておりますが、
場所が場所だけに長年確認されていないであろうお車が入庫されることも多いのが現状です。
今回は距離も少なく綺麗な状態でしたので、清掃のみで完了となりました。
※点検時のエアクリーナーの点検と清掃は点検料に含まれております。
点検完了後には、再度整備箇所の確認をさせていただき、
バッテリーの充電等、各部コンディションを整え、お客様のもとへお車をお返しさせていただきました。
この度も整備のご依頼誠にありがとうございました。